疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」をモチーフにした作品展「街角の、小さなアマビエ展」を、京都・河原町三条の「アートギャラリー北野」が開いている。全国の12人の作家が絵画や立体作品など計25点を出品。ギャラリーは府の休業要請に応じて閉廊しているが、三条通に面したショーウインドーに作品を毎日替えて飾っている。店主の北野弓弦(ゆずる)さん(43)は「ひととき足を止めて楽しんでもらえたら」と願う。31日まで。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで話題となったアマビエ。つぶらな瞳にくちばし、長い髪の毛、うろこに覆われた魚のような胴体が特徴だ。江戸末期の瓦版に、肥後国(現熊本県)の海に現れて今後6年の豊作を伝えた上で「病気がはやったら、私の姿を写して人々に見せよ」と言って消えたと記されている。
ギャラリーを運営する北野さんが作品展のアイデアを投げ掛けたのは、人通りが目に見えて減り、予定していた展覧会も次々とキャンセルとなっていた4月2日。「自粛は重要だが、思考停止するのは怖い。自分ができることをやりたい」とフェイスブックに「アマビエ展をやりたい」と投稿すると、熊本県の造形作家からたちまち賛同の声が上がった。
絵画4点が集まったところで、作品展は同15日からスタート。ショーウインドーで足を止めた人と作家をつなぎたいと、キャプションの一つ一つにQRコードを添え、略歴や過去の作品画像を紹介したホームページにアクセスできるようにした。
府内からは日本画家の武田修二郎さん、切り絵作家の望月めぐみさんら5人が出展。熊本のほか、山口や秋田の作家からも作品が送られてきた。墨、岩絵の具、アクリル絵の具、樹脂粘土、陶土と素材さまざまに、作家それぞれがアマビエを創造し直している。
感染拡大で作家たちも作品を披露し、収入を得る機会を失っている。そのため、これまでギャラリーを借りて作品を発表してくれた作家に恩を返せたらとも考えた。北野さんは「今この時代のアマビエが、また100年後や200年後に伝われば」と想像を巡らしている。
〔京都版〕
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May 09, 2020 at 02:05PM
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新型コロナ 現代のアマビエ25点 全国12作家、収束願い創造 ショーウインドーで作品展 中京 /京都 - 毎日新聞
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