米ホワイトハウスは26日、トランプ米大統領が27日午前9時(日本時間同日午後10時)に重大な発表をすると明らかにした。トランプ氏はこれに先立ち、自身のツイッターに「非常に大きなことが起きた」と書き込んでいた。複数の米メディアは過激派組織「イスラム国」(IS)のバグダディ指導者を米軍が殺害したことを発表すると報じている。
米メディアによると、米軍は26日にシリア北西部のイドリブで掃討作戦を実施し、同指導者を殺害したという。現在、国防総省が確認作業を続けているが、本人である可能性が高いという。
バグダディ指導者は2014年6月、中東のシリアとイラクをまたぐ地域に国家を樹立すると宣言し、ISの指導者として世界各地でのテロを呼びかけていた。米欧などの連合軍は同指導者の掃討作戦を続け、度々死亡説が出ている。
仮に今回の米軍の作戦で死亡が確認されれば、ISは中核となる人物を失い、弱体化が進む可能性が高い。
米軍は11年にも国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した。同容疑者に対する同情が集まることを避けるため、遺体は海上に流されたとされる。
2019-10-27 06:31:47Z
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